家族構成の形はさまざま
注文住宅を建てるときには家族構成をまず考えましょう。家族構成の形はさまざまで、注文住宅を建てて一世帯で住む場合もあれば、親世帯や子世帯と一緒に住む場合もあります。住む人が誰なのかを明確にして、家族構成に合わせた設計をするのが大切です。自分の世帯だけの場合とは違い、親世帯などと一緒に二世帯住宅で住む場合には生活空間の使い方をすり合わせする必要があります。1階と2階を完全に切り分けて住み、キッチンやリビングなども独立する形で設計する場合もよくあります。玄関だけは共通にしたり、キッチンまでは一緒に使用したりするなど、さまざまな切り分け方が可能です。家族構成によってデザインも間取りも変わるので注意しましょう。
家族計画まで考えて建てるのが肝心
注文住宅を建てた直後の家族構成だけでなく、家族計画についても考えて建てるのが理想的です。住宅を建てる場合には今の家族の人数に合わせれば良いと思ってしまう場合があります。しかし、これから子どもを産んで育てたいと思っているなら、子ども部屋を作っておくか、子ども部屋にできるスペースを確保しておくことが必要です。注文住宅を建てたら50年くらいは住めるのが一般的です。今後半世紀にわたってどのような可能性があるかを考えて注文住宅を設計しましょう。子どもが独立したら親と同居を始めるといった形で、空いた部屋を有効活用することも視野に入れておくと良いでしょう。部屋の過不足がない状況が理想的なので、綿密に考えて決めるのがおすすめです。
注文住宅は、家を建てる人の要望を汲んで一から設計をして建てる住宅を指し、間取りの自由度が高いのが特徴です。